2525稼業は4月8日生まれのachacoとsaraのユニット。高橋裕氏が作詞・作曲・アレンジした口承伝歌、端唄、アジア民謡などアコースティック系日本語ポップスを歌っています。






















by nikonikokagyo

秋の夜長に…


ご無沙汰していました。
いつの間にやら11月で、すっかり晩秋の趣ですね。
今年もあと2か月とは、なんと速いことか。

秋の夜長にふさわしく、小津安二郎の映画をたて続けに二本観ました。
『お早う』と『東京暮色』。
気持ちがざわざわしたとき、なんとなく疲れているときに小津映画を見ると、
だんだん穏やかになって、落ち着いてくる単純なわたしなのですが、
なぜだろう、と考えたときに、ストーリーもさることながら、
ひとつには、当時の人たちの立ち居振る舞いのせいではないか、
と思い至りました。
気持ちがばらばらになった家族や、世代間のギャップなどを描いていても、
お互いに対する小さな思いやりや、
食べ物やものに対する愛情がいたるところにかいま見えます。
例えば、『東京暮色』で気になったことが、
登場人物の誰もが、どんなに怒っていたりやけっぱちになっていても
必ず出ていった後にドアを閉めること。
当時は自動ドアがないのだから自分で閉める習慣がついているのは当たり前、
と言われればそうですが、
でも、そんな当たり前なことすらしない場面を最近はよく目にします。
戦争に敗けてやけっぱちになったって、
昔の人にはそこはかとない品が備わっていたのかしら、と改めて思いました。

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と、なんだかんだ言いつつも、映画を観て気になったのはやっぱりファッション。
奥様たちの着物や割烹着姿も興味津々だけど、
キャリアウーマンたちのコートやスカーフの着こなしは
現代と同じ洋装なだけに、もっとも関心が向きます。
特に小津映画は、開襟シャツにスカートという地味な印象があったので、
意外にお洒落なコーディネートに目を開かされました。
『お早う』の久我美子は、ダークブラウンのウールのコートに白い手袋、
スカーフを半襟みたいに少し見せて、お嬢さんらしい装いで出勤。
おっとりしたキャラなだけに、凛とした姿が印象的でした。

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『東京暮色』の有馬稲子は、Aラインの大きめ襟のコートに黒いハイヒール、
白地に(?)模様のあるスカーフを頭から巻いて、前髪を見せています。
彼女は「アプレ」と言われるような現代っ子。
大学を出て速記を習ってはいるけれど、建設的な考えがあるわけでもなく、
雀荘やバーをうろついてみたりするのだけど悪い仲間にも入れず、という
お嬢さんの放蕩感がよく出ていました。

昨日やっと衣替えをして、
そろそろビンテージのAラインのコートも着たい季節。
今年はスカーフを巻いてみようかしら、と思いついたachacoの秋です。(achaco)

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by nikonikokagyo | 2005-11-07 17:26 | 小ネタ
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